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コーティングの妙。
2021/10/24
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直接ボールに触れる部分なので、大切ですよね。
先日簡単にお話をさせていただいたラクシアシリーズ。
このガット…構造自体もすごい(モノマルチを2種類。しかもウミシマ。バイトの方がマルチ寄り、アシストの方がモノ寄り。アシスト=反発寄り、と覚えていただくと良いと思います)
のですが、コーティングについても軽く触れていたことと思います。
LFSコーティングは、シリコンを配合した特殊樹脂コーティング。
Low Friction Silicon Coatingの頭文字をとって、LFSコーティングとなります。
シリコン系のコーティングはナイロンガットよりもポリエステルの表面に採用されることが多かったように思いますが、摩擦抵抗が減ることでよく糸が動く、という特徴があります。
そもそも、ナイロンガットはポリエステルに比べ目がずれることが多い(動いた糸が戻りにくいイメージ)ので、もしこのコーティングで目ズレが防止できるのであれば、
(ゴーセンさんの開発の趣旨からは外れるかも?しれませんが)
打球感と摩耗耐久性に加えておすすめできる範囲が広がると思っています。
このあたりの検証は、普段からマルチフィラメントをご使用いただいている方にお試しいただきながら、がっつりしていただくのが良いと思っています。
今まで通りの目のズレ方をするのか(その場合は打球感と摩耗耐久性で評価をいただく形だと思います)
目のズレ方が変わるのか
ひっそり、楽しみにしています。
※当店で在庫しているストリングで、ナイロン×シリコンコーティングは、ダイアデムのエボリューションです。こちらはナイロンモノ。
コーティングは、ここ最近発売されるガットやストリングには説明必須になってきましたが、実はいろいろなものがあります。
ナイロン(ポリアミド)コーティング
ウレタンコーティング→今、よく売れているナイロンマルチにはこのコーティングが多いと思います。
ポリエステルコーティング(一部のコアなストリングにおいて。)
シリコンコーティング
そのほか、○○コーティングと固有名詞がつけられているものもあります。
それぞれ、何が良いか、ではなく、何を求めるか、でストリング自体の設計が変わっていると思います。
例えば…ナイロンマルチを色々とテストしていく中で、やみくもに試していくのではなく、構造的にどんなものなのか、を知っていただいた上で、
どんな構造のものが好みか、で少し範囲を早めに絞ることができればストリング選びの方向性が早めに定まると思うのです。
どうしても、全ての糸を打って試すことはできませんので、もう少し踏み込んでみていただければオモシロイのではないか、と思います。
ということで、ラクシア発売まであと少しですが、コーティングについてのおさらいでした。
ラクシア、価格は少し張りますが、楽しみにしています。
では。
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