人気だから、というある種の先入観を捨てて、ストリングの種類を考えましょう。
2018/07/27
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人気ストリングが必ずしもベストじゃない!ということを改めて張り替え需要拡大な夏休みに書いておきます。
ガットが緩み、張り替えるのであれば、今。
そんな、張り替え需要拡大な今、改めて書いておこう、というストリングの種類について。(テンションはここでは触れません。)
ストリング選び(やラケット選び)で大切なのは…お店/ブースで相談をしながら、種類とテンションを擦り合わせていく、というのが一番かと思うのですが、とりあえず人気所を張っておけば間違いないだろう、という考え方はまだまだ多いように思っています。
例えばゴーセンですと、大会会場で人気があるストリングは
ミクロパワー
剛戦X5S
剛戦X7V
ここ最近はテックパワー
といった具合。
テックパワーを除き、ハードな打球感なストリングが人気です。
会場で張り替えを行うのは、男子が半数以上を占めており、よくストリングを切る、ハードヒットする方が多いと思います。
もしくは練習量がものすごいか。練習すればするほどストリングは緩みます。
※テックパワーに関しては、ゴーセンストリングにしては伸びやすく、切れやすい、という点が張り替え本数が多い理由になっていると思います。
このストリングは打球感もよく、ちゃんと定期的に張り替えていただくのであれば、ミクロパワーほど打球感も硬くなく、幅広くおすすめです。
じゃあ人気ストリングだから誰にでも合うか、というと、上記のように、前提条件があるわけです。
事実、ゴーセンさんのみならず、各種ストリングを発売しているメーカーさんは、プレーされる方のスタイルや、学年、体格、力等に合わせてストリングの種類を考える方がいいですよ、と発信しています。(雑誌やウェブで。)
ゴーセンさんの出荷量不動の1位のミクロパワー。
力がある方には抜群にフィットするのでしょうが、例えばテニスを始めたばかりの中学生が使用してコントロールがしっかりとできるか、というとそうではありません。
MSフォースやミクロあたりでまずは基礎を作ったうえで、もっとステップアップ、でいざミクロパワーです。
剛戦X5Sも同様。ハイブリッドかっこいい!…でいきなり張るものでもありません。
ボールを飛ばす力がついて初めてフィットしていきます。
競技を続ければ続けるほど、いろいろなストリングにも出会いますし、何度も張り替えを行います。
ぐぐっと我慢して自分がステップアップできるストリングをひとまず選ぶ。
大切なことなのですが、意外と流行りに流されてしまう場面は少なくありません。
お店やストリンガーによってもおすすめするストリングは変わってきますが、当店ではまずコントロールがしやすい、手元での球持ちがある程度よいものをお勧めして、もっと反発がほしい方に、高反発ストリングをおすすめしていくという形をとっています。
何度も張り替えをしてもらい、張りあがりの状態を何度も経験してもらうことで、新鮮な状態がいいんだということを知ってほしいですし、自分の中に感覚的データとしていろいろなストリングを蓄積してもらいたい。
大きな大会もそろそろ佳境を迎え、いよいよ新チーム始動、という時期に差し掛かっています。
ストリング張り替えを行う際に迷う点がある方はお気軽にご相談をいただければと思います。
8月は15日のみお休みです。
ではでは。
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