ソフトテニスで"普通のナイロンモノ"ってないの?
2022/01/18
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"普通"をどう考えるか、ですが、確かに"誰もがこれだ!"となるものはないかも?
先日、常連様から、こんなことを聞かれました。
ソフトテニスで、ナイロンモノといえばこれだ!みたいな、とにかく普通の構造をしたモデルってないの?と。
普通をどう考えるか結構難しいのですが・・・ナイロンモノの元祖と言えば(硬式テニスにはなりますが)ゴーセンミクロスーパー。
1.25mm/1.30mm/1.35mmと展開があり、1.30mmを中心に根強すぎる人気を誇っています。
そのほか、トアルソンゴールドというのもあるのですが、こちらも本当にシンプルな構造をしています。
ソフトテニスにおいては、ボールの特性上、ナイロンモノでもいろいろな特徴を付与することがほとんどだと思います。
表面での摩擦が大きなキーワードになるんだと思います。
コーティングが特殊なものとしては、ミクロパワー、ガムゾーン、シャープ、ナノジー125ツアー、S-FANG、スラッシュ。
芯糸を細くすることでモノっぽさを落とし、オールラウンドに使いやすいものとしては、MSフォース。
※一応、全て1.25mmを中心に考えています。
そうすると、一番構造的にシンプルなのは、ミズノモノスピードとなりますが、こちらもウレタンコーティングですので、掴み感を重視した構造となり、コーティングが特殊な部類に入るかもしれません。
ドシンプルなものといえば、ヨネックスベイシスが思い浮かびますが、こちらは1.32mmですので、打感的にも飛び的にも結構鈍いのです。
(少し前まではソフトテニスでもミクロスーパーがありましたが、こちらも廃番となってしまいました。そして糸自体も太目でした。)
と、ここまで色々と挙げてみましたが、確かにシンプルすぎるナイロンモノはありませんでした。
そのお客様からなぜそのような質問が出たのかというと、ラケット自体に特性が色々と付与されてくるようになってきた中で、ガット、ストリングの仕事量を減らし、特徴が出すぎないようにしたい、と。
そのご質問はトアルソンコアセブンのコンセプトにも似ています。
なるほど、と考えさせられたご質問でした。
一応、当店としての回答としては、
「ヨネックスさんですとシャープ、ゴーセンさんですとMSフォース、ミズノさんですとモノスピードを中心にし、そこから味付けをどう変えたいか、で選んでいただくのが良いと思います。」
となります。
糸自体のラインナップが複雑化してきていますので、ご自身のキホンとなるガット、ストリングはあった方が良いですよね。
それが上記のものでなく、ずっと使っていて使用感を知っているもの、でももちろん良いと思うのです。
複雑化してきて選択肢が増えてきたからこそのキホン。
今一度立ち戻り、少し考えてみました。
皆さんも考えてみて下さいね。
では。
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