REVIEWS(レビュー記事) SOFT TENNIS(ソフトテニス)
ミズノ「勝ち張り」について書いておきます。
2018/09/17
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勝ち張りとはなにか?
ミズノソフトテニスの張りについて、全然書いていなかったな…と思いたち、突然ではありますが、勝ち張りについて書こうと思います。
※あくまでも説明を受けた内容からの記述となりますので、最新情報を聞きたい、という方は大会でミズノブースのストリンガーの方に聞いていただくのがよいかと思います。
さて、勝ち張りのコンセプトは、というと、
選手とのコミュニケーションにより使用しているラケットやプレースタイルも含め考察し、選手ひとりひとりに合わせたストリングの種類・テンション・ストリンギングパターンを決めること
なのだそうです。
つまり、ストリンガー自身の経験やスキルに合わせて様々なアプローチがあっていいようです。
GOSENパターン、S張りV張りはストリングパターンが決まっており、(不可能ではあるのですが)誰が張っても同じ仕上がりを目指すというスタートラインなのに対して、勝ち張りは、スタートラインが(ストリンガーにより)様々というのが大きな違いです。
ただもちろんベースとなるパターンはありますので、ざくっと書いていきます。
まず、ハイブリッドストリング以外は1本張りがベースです。
そして、GOSENパターンと近いです。
個人的には…より汎用性があるのがGOSENパターン、ここ数年に発売されている比較的新しいフレームに適用してもいいかな、というのが勝ち張りです。
1本張りってシンプルに見えてパターンがたくさんあって、細かいところに言及しだすと、ひとりひとり意見がかなり変わってしまうので、実は難しいんです。
ただ、かなりシンプルなパターンですので、普段からストリンギングを行う方からすると自然にできるものだと思います。
(これはあくまでもベースとなるパターンについての話です。)
ハイブリッドストリングにおいては、半分ゴーセンパターン、半分は独自、という表現でいいのかな、と思います。
これは表現しづらいですが、基礎のパターンを作り上げられた方が、「どのような狙いを持ってパターンを作っていきたいのか」という意図はわかります。
勝ち張りの基本的なパターンで張り上げると、スイートスポットが比較的柔らかく仕上がるかと思います。
ストリンガーによってアプローチが異なり、コミュニケーションによって最適な組み合わせを見つけていく、というコンセプトは素晴らしいのですが、メーカーブースでそれができるか、というと…?(ストリングの種類が1社では限界がある部分も…)
ストリンガーとしてはもちろんこうあるべきですし、当店も、そうでありたい、と日々勉強しています。
→当店には、ベースとなる1本張りのパターンがあり、そこから、要望に合わせて人によってパターンを変更しています。1本張りも2本張りも行います。
コンセプトは素晴らしく、これからが非常に楽しみではあるミズノ「勝ち張り」。
勝ち張りパターンで張り上げて、という方は別途お問い合わせ下さい。
ではでは。
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