【2017/10/17更新】ガットが緩みやすい季節【夏のガット張り替え】
2017/10/17
(一番緩みやすいマルチフィラメントタイプ。店長も大好きなのですが…)
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泣きたくなるほどガットが緩みやすい...
当店のガット張りの売りは、、、テンションキープ。
できる限りガットが極端に緩まないよう、考えながらガット張りを構築しています。
もちろん、張りあがり1秒後からガットのテンションは失われていきます。(もっというと、張りながらもガットは緩んでいきます。)
素材上仕方のないことですし、もし全く緩まないガットがあると、体に負担が大きかったり、ボールが飛ばなかったり、何らか不具合があるでしょう。
(余談)硬式テニスのガットでナチュラルガット(羊の腸から今は牛の腸に)が「テンションキープ率」と「飛び」と「ホールド感」を高次元で全て実現しているガットですが、雨に弱く、また価格も高価、ということで練習量の多い学生さんはナイロンガットかポリエステルを使用することが多いですね。(ここまで)
(本題に戻りますが、)ガットのテンションをできるだけキープできるよう、ガット張りをしています、、、が、この季節だけはどうしようもありません。
(↑ガットは熱に弱く、また湿気にも弱い。緩んでしまい、本来の飛びを出せなくなる)
よく仕事終わりにテニスコートに出かけますが、コートが濡れていなくても湿度が高く、日に日にガットのテンションが失われいるのがわかります。
テンションが失われるとボールコントロールができなくなる
「テンションが失われる」=「トランポリンのばねが緩くなる」
というイメージです。
ばねが締まっていると、とび上がるのに力は要りますが、自身でコントロールし、飛び出しの方向を安定させることができます。
逆に、ばねが緩いと自然にボールが飛んでいってしまい、ボールコントロールが極端に難しくなります。
「ばねの締まり具合」=「いつものガットのテンション」
なのですが、この時期は、いつものガットのテンションを長期間キープするのが難しくなります。
特に、画像を載せたマルチフィラメントガットにおいては、テンションはキープできているけれど、ガットが水分を含んでしまって表面がぼやける、という症状もあり、そうなると硬いような緩いような、とにかく「変な打感」になってしまい、うまくボールに力を伝えることができなくなります。
対処法は...
春のテンションから1~2ポンド上げてガットを張る
こまめにガットを張りなおす
雨の日にメインラケットを使わない(理想は家に置いておく)
高温多湿な場所で保管しない。NG:車内、部室など
など。
できる限り気にかけてもらい、暑くじめついた夏を乗り切りましょう。
特に今年は暑さがひどい、、、大切な大会前や合宿前は必ずガットの張り替えを。。。
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