BADMINTON(バドミントン) REVIEWS(レビュー記事) SOFT TENNIS(ソフトテニス) TENNIS(硬式テニス)

スイングウェイトの値は何に依存するのかな?ということを少し考えてみます。

2019/05/30

スポンサーリンク



スイングウェイトって何に依存するの?ということを少し。

スイングウェイト(以下、SWと記載します。)ってそもそもなんだ?ということをちょっと考えてみます。

ベースになるのは、当店での計測値、また、当店としての見解です。捉え方は人それぞれ。あくまでも一つの参考として。

大前提として・・・ブラックボックス化されている値のため、どのようなメカニズムで値が算出されているのか、、、実はなんとも言えない部分が大きい、ということを前置きした上で書いていこうと思います。

 

SWについては、princeのコラムで松尾さんが執筆された記事が非常に詳しいので、そちらをご参照ください。(リンク、失礼いたします。)
※途中でやめてしまうと誤解を生むので、必ず最後まで読んでいただくことをおすすめいたします。そして、まとめがまた秀逸です。ただの一つの指標ですよ、とまとめられています。

・・・(中略)・・・こうなると「スウィングウェイト至上主義」と感じてしまう方がいるかもしれませんが、厳密に言えば、それは間違いです。スウィングウェイトも、ラケットの性能を知るための参考データの一つと考えるべきでしょう。スウィングウェイトが一致していれば、同じ打球感覚・打球性能を得られるというわけではありません。ですから「スウィングウェイトがすべてで、フレームの重量は関係ない」と考えるのは違いますね。スウィングウェイトは、あくまでラケットを主体とした便宜的な計測値です。・・・(中略)・・・スウィングウェイトは、ラケット史上、もっとも優秀なパフォーマンス指標であると思います。このおかげで、ラケット選びやカスタマイズの精度が向上しました。ただ、それだけの偏重主義になるべきではないとご理解ください。テニスの試合は「終わってナンボ」、ラケットは「使ってナンボ」ですから。

 

気を取り直して・・・我々はよく、バランスポイントを静的バランスと呼ぶことと対比して、SWを動的バランスと呼んだりします。

 

硬式テニスではかなり広く知られる値となりましたが、ソフトテニスにおいては、まだほんの一部に認知されるくらい。

ただ、一つの指標としてはいいのかな?ということで我々は利用させていただいております。
重量とSWが近い2本は、ばらつきが少ないです。もっと詳しく見てほしい!という場合はバランスポイントまで計測いたしますので、個別にご用命ください。

 

さて、本題。

色々なフレームがある中で、SWは何に依存して大きくなるのだろう?と。

我々が長年計測を行っていて、傾向としてなんとなくわかっていることとすると、

①重量②フェイスにどれだけ加重されている?③バランスポイント

という3つの指標かな?と思っています。

 

まず、①について。

ULとSLを比べてみると、基本的にULの方がSW値は小さくなります。軽い方が自分の力で振っていきやすいよね、と読みかえていただいても大枠ではOKかと思います。
※ただし、グリップ内に極端に重みがある場合(※UL→SLへ加重をする際、調整をグリップ内で全て行っている場合)は同じような値になる場合もあります。

次に②について。

結局SWを上げようと思えば、グリップからできる限り遠い位置に加重をしてあげればOKです。

グリップ部分を握ってヘッドの重みを計測するような値のため、ヘッドに加重をするとそのままSW値の増加につながります。
※グリップにいくら加重をしてもSWの値はほとんど変わりません。

もちろんガットの重みにも種類差があるので、軽いガットを張っていると操作性も上がりますし、重いガットを張ると、先はさらに効いてきます。これも数値に影響してきます。

最後、③について。

もちろん前衛向けと後衛向けを比べると前衛向けの方がSW値は小さいです。

バランスポイントを見ていただくと設計が20mm程度違うので、違いが出て当然でしょう。

一部、前衛向けとして出ているモデルでも、SCUD 05-Cのように先が重い設計をしているとSW値は相応に大きくなります。

 

こんなところかなと思います。

ただ、色々な要因がかなり複合的に絡み合っているので、この傾向が一致しないこともあります。だからブラックボックス化されている値なのです。(要は結果値)

 

例えば・・・230g×290mmというフレームがあったとします。

試しに、グリップエンドとフレームトップにそれぞれ5gずつ加重をした個体Aと、バランスポイントから20mm離れた位置にそれぞれ5gずつ加重をして個体B。

(■を加重位置、◆をバランスポイントとします。)

個体A:■□□□□□◆□□□□□■

個体B:□□□□■□◆□■□□□□

シーソーの釣り合いはどちらも取れているように思います(バランスポイントは変化なしという前提)が、個体Aより個体Bの方が先が軽そうなイメージはつかめますでしょうか。

結果として、SW値は個体Aの方がBよりも大きくなるでしょう。

 

たぶん、こういうことがラケット内部で調整されているんだと思うんですよね。

 

前衛向けとしてリリースされているフレームのUL規格を想定したときのSW値は175~190くらいが多くって、後衛向けの場合は190~210くらいが多いかな?と思います。

これも245gに近いと値を逸脱しますし、例えば…

こんな値が出ることもあるんですよね。
(ブログ記事公開を、情報解禁と表現したことで誤解を与えたようですが、過去に出会ったXyst T-ZEROの、確か0Uの値です。)

160台って相当軽いので、見つけるとちょっとうれしくなりますよね。
※そのようなフレームは、バランスポイントも基準値からヘッドライト方面にがっつり寄っていることがほとんどです。

ちなみに、当店においてはヨネックスさんで160台の値を見たことはありません。

ミズノさんのハイエンドモデル前衛向けはたまにこういうのが見つかります。

何度も言いますが、いやはや、相当に軽いです。

 

書き始めると相当なボリュームになってしまうのでこのくらいにしておこうかと思いますが、どうしても生じてしまうラケットのばらつき。

2本3本持っていて、個体差について敏感な方は揃える際にこのあたりをチェックいただくのもまた一つ。

SW計測はあくまでも当店でのサービスとなります。
ご注文時に当店在庫外商品でのスイングウェイト指定できませんので悪しからずご了承ください。

ではでは。

The following two tabs change content below.
起己スポーツ STAFF
兵庫県は明石市、魚の棚近くに店舗を構えるスポーツ用品専門店 起己スポーツ(@tatsumisports)です。 本ブログでは、ソフトテニス・バドミントン・卓球・硬式テニスの各種情報の発信を中心に更新させていただきます。 基本的に毎日更新いたします。WEB SHOPとのコラボ企画も行います。是非毎日チェックをお願いいたします。

-BADMINTON(バドミントン), REVIEWS(レビュー記事), SOFT TENNIS(ソフトテニス), TENNIS(硬式テニス)