やっぱりそれぞれの味がある。
2022/02/24
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たくさん試して見えてくるものもありますね。
先月書かせていただいた、"普通のナイロンモノ"の話。
気になって、とそれぞれお試しいただいたお客様。
例えばこんなところですね。
それぞれ同じ(今の主流の)1.25mmで、真ん中に芯糸・その周りに芯糸を守る側糸の、いわば一番シンプルなガット/ストリングの形がナイロンモノですが、メーカーやコーティング、糸自体の硬さの感じでこんなに違うんだね!と。
反発性と一瞬の掴みのミクロパワー、バランスに優れたシャープ、コントロール重視でバランスに優れたMSフォース、掴みとパワーのモノスピード
※上記は例えばの一つの表現例となります。
ボールに与える特性(スピード、回転、コントロールetc...表現は様々)や打球音、テンション維持、それぞれ本当にバラエティに富んでいますね、と上記4種類をお試しいただいた方からお話をいただきました。
硬式テニスはどうか?
実は、硬式テニスではナイロンマルチは星の数ほどある(言い過ぎ?)のですが、ナイロンモノって数えるほど。
各メーカーのラインナップを見てもらうと面白いのですが、ナイロンマルチはどこのメーカーも太さ違いや硬さ違いで複数種類あるのに対し、
ナイロンモノをたくさん発売しているのは・・・ゴーセンさんとトアルソンさんくらい。
(あと、プリンスさんは、実はこだわりのラインナップがあって、バボラさんも複数種発売されています!)
意外に思われるかもしれませんが、ソフトテニスではたくさんナイロンモノを発売されているヨネックスさんは、硬式テニスではわずか1種類(ダイナワイヤー125/130)なんです。
このあたりのラインナップの違いはみていて興味深いです。
※バドミントンは、マルチしかありません。
これだけ比率的にナイロンモノがたくさんある(上で紹介した4種類以外にも、もっとたくさんありますもんね)のは、ソフトテニスガット/ストリングの面白さに他なりません。
先月も書かせていただきましたが、ボールの表面に、どのようにガット/ストリングの表面コーティングが作用していくのか。
ソフトテニスボールだからこそ生じる変化こそが面白さや奥深さになるかと思います。
前の結論を引用しますが、
一応、当店としての回答としては、
「ヨネックスさんですとシャープ、ゴーセンさんですとMSフォース、ミズノさんですとモノスピードを中心にし、そこから味付けをどう変えたいか、で選んでいただくのが良いと思います。」
となります。糸自体のラインナップが複雑化してきていますので、ご自身のキホンとなるガット、ストリングはあった方が良いですよね。
それが上記のものでなく、ずっと使っていて使用感を知っているもの、でももちろん良いと思うのです。
当店の回答はこんなイメージです。
ラケットに特性がいろいろと付与されて、ガット/ストリングのラインナップもどんどん複雑化されています。
正解がなんなのか、年々ワケがわからなくなってきますが、まずはコレ!といえるキホンとなるものが見つかると、そこからの差分で色々と試していけますので良いのではないか、と思っています。
(ナイロンモノを話をしてきましたが、当店スタッフのキホンは、今でも5300だったりします。)
さらっと書くつもりが、なんだかんだで長くなってしまいました。
今日はこんなところで。
ではでは。
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