足し算、引き算でガットの種類と張り上げテンションを考えてみる。
2020/05/17
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基準は一人一人バラバラです。
ガットの選び方についてちょっと整理してみようと思います。
こんな考え方もあるよ、という参考程度にお願いしますね。
今回、ソフトテニスについて書きますが、硬式とかバドもイメージは似ていますね。
要素的に整理してみると・・・
A ガットの種類って大きく分けると3種類。
ナイロンモノ
ナイロンマルチ
ポリ
B そこに、太さという要素がプラスされます。←太さの表示はざっくりです。
細ゲージ(~1.25mm)
太ゲージ(1.28mm~)
C で、それをどのように張り上げるか
ハイテンション(31ポンド~)
それなり(25~30ポンド)
ローテンション(~25ポンド)
という感じで。
それを組み合わせて考えていくわけですよね。
要素Aについて、飛ばない順にポリ→ナイロンモノ→ナイロンマルチというイメージ。(打ち応えがある順とも言い換えられます)
要素Bについて、太ければ太いほど、反発力が落ちてホールド感が上がるイメージ。
要素Cについて、張りが強ければ強いほど、反発力が落ちて飛ばすために自分自身の力が要るイメージ。
ただ、上記はあくまでも物性的にそのようになっていることが多い、というだけです。
最終的には人の感覚、プレースタイル、筋力等々によるので、正解がないから難しいんです。(だから面白いんですが。)
例えば・・・
打ち応えが欲しいけれどある程度飛んで欲しい、となると、ナイロンモノ×太すぎない(1.25mm程度)×それなりのテンションという組み合わせがひとつ考えられます。
とにかく球持ちが欲しいんだけれど、結構力は強いんです、となると、ナイロンマルチ×太め(1.30mm前後)×ハイテンションという組み合わせひとつ考えられます。
で、正解がないから難しい、ということをちょっと考えてみると、
アウトが多いから飛ばないようにしたい、という要望だけがあった場合、色々なアプローチが考えられると思います。
飛ばないように×打球感は柔らかめ:ナイロンマルチ×太め×ハイテンション
飛ばないように×打球感そこそこしっかり:ナイロンモノ×太すぎない(1.25mm程度)×ハイテンション
飛ばないように×しっかりとした打ち応え:ポリ×(1.23mm or 1.25mm)×テンションは高すぎず(ポリはナイロンに比べてそもそもボールを飛ばす力が強くありません。)
要素A~Cで、どこでプラスして、どこでマイナスするか、その足し算引き算とご自身のプレーで考えていくのが奥が深くて楽しい反面ムズカシイ、という感じですね。
打感の好みって結構あるので…(ラケットとの組み合わせもめっちゃ大きい。何と言ってもラケットはベースです。)
特にここ最近のことを考えると、ハイテンションでの張り上げが本当に減りました。
30ポンド超えると、結構硬いなぁ、と思います。
ただ、ガットの種類によって、弱めに張ることが多いのはポリ、その次にナイロンモノ。
(柔らかく伸びやすいマルチ系はしっかりめに張り上げることも結構多いんです。)
ラケットの性能が年々変化していっているのも理由です。
飛距離の調整だったりコースの調整がしっかりと出来る技術がある方になってくると、後は好みで組み合わせを考えます。
太目のナイロンマルチを弱く張ってみたり、細目のナイロンモノをしっかりとハイテンションで張ってみたり。
最終的にはその方のプレーにばちっとハマればOK。
どうやって選んだらよいか全くわからなかったら、今張ってあるガットから、要素を上記のように分けてみて、考えてみてもよいかも、という内容でした。
(全部を一気に変えると訳がわからなくなるので、テンションだけ、とか、種類だけ、とか一部分だけ変えて様子を見ることをおすすめします。)
ガットにしろ、ラケットにしろ、書けば書くほど沼になりますので、この辺で終わらせておくのがミソ。
なんだかそろそろテニスもできるようになってきたよ!という方が多くなってきたので、張り替えは計画的に、ということで書いてみました。
ではでは。
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