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言葉と感覚って、やっぱり難しい。聞いて聴いて訊いて。
2020/07/06
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自粛明け、生じる感覚の違いを言葉にするのって、やっぱり難しいですね。
以前も表現について書かせていただきましたが、ガットの張り替えのお客様と先月はよくお話をさせていただきました。
こちらにも書いていましたね。
ボールが飛ぶ、飛ばない、ラケットが重い、張り替えたら硬すぎる、柔らかすぎるetc...
基本的には…どんな素材であれ、今の時期はガットは緩くなりやすいです。
自粛期間中、1か月、2か月、とプレーをされていなくてもガットって緩くなっています。
自粛が明ける前にガットを張り替えていると新鮮な状態でプレーに入られますが、おそらくほとんどの方は自粛明け、そのままの状態でグリップだけ変えてプレー!
というパターンが多かったのかな?と予想しています。
そこで生じる感覚のズレ。
こんなはずではなかったこと/逆に良かったこと。
例えば
「自粛明け、ボールがよく飛んでよかった!」
…ガットが緩くなったことでシャープな飛びは失われている反面、びよーんと大きく飛んだ可能性が。
張り替え時に、あえてテンションを下げてみて試してみる。
色々な考え方があるようですが、テンションが下がった方がボールが上に上がりやすいので、弧線が大きく、飛距離が出たのだと予想します。
硬く張って飛ばない…はボールを持ち上げるための力がプレーヤーにないと、持ち上がらないのだと思います。
「自粛明けにプレーしてみたら硬かった!」
…ガットがボールを持ちすぎて弾きが悪いため硬さを感じた可能性、もしくは、ガットが劣化してしまっていた可能性が。
まずは同じテンションから再開してみる。
ただ、緩んだガットを硬く感じる方は、張りたてはもしかしたら軽く感じたり、緩く感じたりするかもしれません。
「ボールの掴み感がよかったから再現して!」
…緩んだ状態を再現するのは難しいですが、ご自身が思っていたよりも適正テンションが違ったのかも。
思い切って始めからテンションを下げて試してみる。
飛ぶ/飛ばないって…反発を指すのか飛距離を指すのか、って人それぞれ表現方法が違います。
もっというと…硬い/柔らかいも人それぞれ表現方法が違います。
結構色々とお話をさせていただいて、何となくこのようなニュアンスかな?ということを限定していって、感覚を擦り合わせていく。
ご来店されて一言。
「飛ぶガットありますか?」
「回転がかかるガットありますか?」
となると、非常にお答えが難しいです。
今の状態を見せていただき、そこからの差分でお話をできればと思っています。
時間はかかるかもしれませんが、一緒に作っていきましょう。
ではでは。
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