JAPANキャップ入荷。ガット張替時期についていい例えが浮かびました。
2018/08/13
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JAPANキャップの入荷と張り替えについて
…ミズノジャパンキャップが入荷しました。
価格は2900円とややお高め。
デザイン普通やん?といわれてしまいそうなシンプルなデザインですが、切り替えが多くなると必然的に工程数が増えるため、地味に値段が高くなります。
ぼったくっているわけではありません。適正価格なのだと思います。
仕事は細かくJAPANとミズノランバードマークの刺繍糸の色も違うんです。
…と、JAPANキャップについてはこのくらいにして。
昨日、お客様との会話の中で、ガットが切れなければ張り替えなくていいよ、と親御さんが言うのをどうやったら納得してくれるのかな?という内容になり、
あれやこれや、と話をしておりましたら、いい例えが思い浮かびました。
よく、
ガットは生き物です
という表現がされています。
これはメーカーサイトなんかでも書かれる表現ですので割と見つけやすい。
ただ、生き物だから○○カ月に1回の張り替え、というと、しっくりこない方もおられるようです。
日本は四季によって気温の上下や湿度の上下があるため、ポリアミド(ナイロン)やポリエステル、ポリウレタンでできているガットはその影響を受けやすく、それに合わせて張り替えを行う必要がある、というのが細かい説明となります。(もちろん生き物ではなく、硬式のナチュラルガット(とソフトテニスではクッションバイオ)以外は化学的な物質となります。)
もう一つには、打球すればするほどに弾力が失われていくため、毎日のように使用しているラケットのガットは徐々にだめになっていきますよ、という点も含めて説明しておく必要があります。硬式のトップの試合中に何度もラケットを変えるのは、一流の張り手がサポートをしても数時間打つと初期張力が失われるためです。
(超トップレベルの試合においては、人によりますがセット中に気温等に合わせてテンションを上下させる必要もあります。錦織選手はオンコートでの張り替え依頼がとても多い選手のひとりです。)
ここまでがややこしい説明で、いい例え(と勝手に思っている)というのは、
ガットは生き物です。
我々が四季に合わせて衣類を変更していくのと同様に、生き物であるガットも四季に合わせて模様替えする必要があるのではないでしょうか。
というもの。
ここ最近は四季の中にも、真夏や真冬があり、3カ月に1回の張り替えペースではガットのダメージが防ぎきれないという側面もあり、
夏や冬にも段階があることのイメージを掴みやすいのではないかと思っています。
初夏はちょっと羽織もの、真夏は上下半袖にサンダルになったり。初冬は薄手のコートでよかったのに真冬はダウンを着こむ、とか。
…いかがでしょうか。
もちろんできる限り緩みにくいように張り上げる努力はしています。
我々も日々改善です。
ではでは。
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