CUSTOMFIT/SPECIAL TUNE...加工に係る料金は高い?それとも妥当?
2025/05/16
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販売店からの視点でお伝えしようと思います。
ソフトテニスラケットの人気サービスである【カスタムフィット/スペシャルチューン】。
どのようなサービスかは今まで何度も書かせていただいておりますので、過去記事検索いただければと思いますが、その加工に係る料金が果たして高いのか否か、について当店的見解を書かせていただこうと思います。
そもそも両者のサービスで調整できるのは、
グリップサイズ・形状
重量・バランス
となっています。
※サービス料金ですが、カスタムフィットは2200円、スペシャルチューンは3300円が既製品に加算される形です。
重量やバランスについては、鉛のテープなどで加重・調整が可能なのですが、そもそも、ここ最近は鉛の原価が上がっており、鉛のテープを調達するにも今までよりは費用がかかるようになってしまいました。
※鉛テープでの加工がルール上OK?NG?は一旦置いておいて、ここでは同じような加工ができるかに焦点を当てますね。
例えば、キモニーさんのリードテープスリムだと、1320円。
数年前は770円とかだったと思います。。。
(ゴルフ用のものなど、探せば安いものもありますので、DIY好きの方は色々と探されていますね。)
もちろん全ては使用しませんが、グリップ側を重くしようとすると、リプレイスメントグリップを外して、鉛のテープを貼って、グリップを戻して…と非常に手間がかかります。
(リプレイスメントグリップも本当は再利用せず、新しくしたいですね。)
この作業だけで、なんだかカスタムフィットの価格が見えてきてしまったのですが、そこからさらにグリップを調整しようとすると、まぁなかなかアイデアがなくなってしまうわけです。
非常に軽い木材を貼り合わせて厚さを出してみる。
シュリンクチューブで調整する。(→キモニーさんのもので、2つ入り1430円です。高くなりました…)
など、手段がなくはないですが、グリップ形状を作り込んでいくのはなかなかに手間がかかる作業だと思います。
当店ではシュリンクチューブでの調整は可能ですが、それ以外は承っていません。
手間暇、仕上がりの綺麗さを考えると、ご自身で調整したい!という方以外にとっては、この時点でメーカーサービスはかなりおトクということがわかっていただけると思います。
ただ、後加工で唯一できることがあるとすると、スイングウェイトを合わせる、という作業かと思います。
鉛での調整がOKかNGかはさておき、カスタムフィットやスペシャルチューンではスイングウェイトは指定範囲外となっています。
そもそも既製品で規定されていない値のため、平均値も公称値では存在せず、私たちが計測をすることで、なんとなくの範囲感が分かるといった値です。
振った感覚を大切にされる方は、スイングウェイトを合わせるために、微調整を加えることはされても良いと思います。
(エッジガードもアリですよ。)
メーカー公式の別注サービス。
日程がかかってしまうのが唯一の欠点かと思いますが、日程に余裕を持ってオーダーいただければな、と思います。
ということで、販売店的観点から、別注サービスの価格について書いてみました。
是非ご検討下さい。
それでは。


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