廃番にならないことによる難しさ。
2024/05/29
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新製品の仕入れの相談をしていると・・・
先日ご紹介させていただいたヴェガアジアハイブリッド、ヴェガヨーロッパハイブリッド。
仕入れようか、仕入れないでおくべきか、問屋さんと相談をさせていただいている際に、こんな話になりました。
「卓球用品(特にラケット、ラバー)は次々増えますが、廃番にならないし、競技人口も一定だから、テクノロジーが進歩するほど飽和して難しくなります。」
なるほどそうか、と思いました。
卓球って参入メーカーは非常に多い(なんなら徐々に増えていると思います)のですが、国内市場はもうずっと微増・微減を繰り返し、拡大も縮小もしていません。
見事なまでに、大きく跳ねることもなければ、大きく凹むこともないんです。
なのですが…やっぱり目新しさがないと注目されない、ということで、新製品は毎年発売されるわけです。
メーカーさんの立場に立つと、いかにしてシェアを奪い合うか、ということなのですが、もともとのシェアがある自社既存の商品はそのままにしておいて、新製品を投入するケースが多いので、製品数が年々増えているという現状があります。
「新製品発売に伴い、既存製品の販売数は減っていますが、ユーザーさんがいらっしゃるから、簡単に廃番にできない」
というのが、卓球用品界の流れな気がします。
プレーヤー目線に立つと、それって非常にありがたいこと(ダメだったらかえってこれるので。)なのですが、当然のことながら問屋さんや我々販売店は、全てを在庫するわけにはいきません。
そもそも、ある特定の卓球用品が生き残っていくには、非常に細い道筋を辿っていかなければいけません。
新製品発売時にはプロモーションをしっかりと打って話題になり、たくさんの方に使っていただき、そこからリピーターを獲得し、定番とならなければいけません。
現実問題、用具を気軽に変えれる方は非常に少なく、新製品として発売された当初は在庫してみたものの、うまく定着せずに在庫を辞めてしまった商品もたくさんあります。
当店は卓球用品の在庫が多い店舗ではありますが、卓球専業店ではありませんので、いざ仕入れようとすると、裏で結構吟味しています。笑
なんであれもこれもそれも、在庫していないの?
特に中学生は純粋なので、痛いところを突かれることもあるのですが、苦笑
用具界がもうちょっとスリムになってくれれば、みんな(販売側は在庫リスクが小さくなり、プレーヤーさんは迷わなくて済みます。マンネリ化はしますが。)幸せなのになぁ?なんて思っています。笑
なんのこっちゃない話なのですが、卓球用品について、ここ最近の疲れ(?)をちょっと書いてみました。
そんなこともあるよなぁ、的な読み物として。
それでは。
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