ラケットの重さ問題については、ストリング重量も影響しています。
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ポリ全盛ということも一つの要因です。
昨日、ラケットの重量規格について書かせていただきました。
昨日、想定していたお客様は中学生(特に女子プレーヤー)なのですが、高校生においても同じようなご相談は多くなっています。
ミズノさんのラケットがハイエンドモデルまでX規格(ヨネックスだとUXL)を展開しており、軽量ラケットが徐々にメジャーになりつつはあることも要因(選択肢が増えた)だと思いますが、それに加えて、ストリング重量の影響も少なからずあるように考えています。
例えば、ちょうど張り上げ前で手元にあった3タイプのストリングを計測してみるとこんな結果でした。
(○○の重さを知りたい、というお問い合わせはご遠慮くださいね。)
ナイロンマルチ(ゲイル)、ナイロンモノ系で芯にポリを採用(Vスパーク)、ポリ(インヴォーク)で、母数1ずつなので、誤差はあるものの、同系統パッケージにおいて、最大4gの差がありました。
(ナイロン系ストリングと比較し、ポリエステルは伸びも少ないため、実際に使用するストリング量も異なります。)
4gって大したことのないように思われるかもしれませんが、フェイスに4gの重量差があると、スイングウェイトは結構変わります。
(もちろん、捨てるストリングもありますし、パッケージもそうです。4gがそのまま差として出てくるわけではありません。材質や構造で重量差がある、ということをご理解いただければ良いと思います。)
ということで、言い始めると、オーバーグリップの種類や、エッジガードの有無、グリップバンドはどうしてる?など、差が出る箇所って本当にたくさんあります。
ラケット本体を軽くしたり重くしたりするのって、2~3万円仕事になりますが、まずは細々したアイテムで見直せる箇所がいくつかあるかもしれません。
メンテナンスがてら、ご相談いただければ幸いです。
それでは。
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