【ソフトテニス】ガットの締め直し・・・??
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中学生からの質問…打撃を繰り返したガットって締め直しできるの…?
本日、当店はお休み。ということで、この記事は8日に書き溜めておいた記事です。
休みなので商品入荷ももちろんありませんので、ちょっと先日ソフトテニスをしている中学生からいただいた疑問について書こうと思います。
「ガットの締め直し」
張りあがってすでに使用して緩んできたガットをほどいてまた張れますか?
という内容の質問です。
どこからそんな情報を仕入れてきたのかわかりませんが。。。
あと、意外と多いご質問として、折れたラケットの修理ができますか?というもの。
一度折れたラケットは修理できませんので、大切にお使いください。
A. 張りなおせたとして、ガットの性能がなくなるからできません
とお答えさせていただきました。
ガット張りをする際、ご指定のテンション(もしくは一緒に練習をしている子だったらプレーに合わせたガットとそのテンション)で一本一本時間をかけてガットを引っ張ります。
適切なテンションをかけたガットが編み込まれ、仕上がった段階から(ノットをつくって張りあがった)、徐々にガットの緩みが出てきます。
※打撃を加えなくてもガットは緩みます。
そこから、数百数千と打撃を加えると、一回一回ガットが動き、たわみ、摩耗し、徐々にその性能が失われていきます。
※例えば、打撃を加えることによって生じるテンションロス、表面摩耗によって変化する表面状態(表面粗さの変化やコーティング剥離など)など
一度失われた性能はもちろん戻ることはなく、締め直しできたとして、見かけ上の面圧を取り戻せるにすぎず、ガットがボールを飛ばす力がないため、一番始めの状態とは雲泥の差となります。
ということで、切れてなくて見た目はきれいから締めなおして、はできません。
気持ちよく新しいストリングを使いましょう!!
余談:新品の状態のガットを一度ほどいて締めなおしたらどうなる?
昔は、よくガットを思いっきり引っ張って、しっかりと伸ばしてからソフトテニスでも60ポンド近いテンションで張っていた時代がありました。
※30年近く前でしょうか
今のガットは性能がよくなり、そんなことをしてから張るとストリングの性能が変わってしまいますので、よくはありませんが、昨年の夏、店長が自分で使用するラケットにテックガット5300を張ったのですが、その際、伸びやすいガットを一度張り上げてから一度そのままほどいて張りなおすと、時間経過とともに、どんな変化をするのだろう、と試してみたことがあります。(これは、あくまで実験としてやったことです。余談としてお読みください。)
結果、短期間においての飛びはよくなった(テックガット5300ハード、みたいなガットがもし発売されたらこんな打感なのだろうか、と妄想してみたり。)のですが、2カ月を過ぎたくらいで表面がカチコチになってしまい、全くボールが飛ばなくなりました。
締め直しをするメリット、、、ほとんどないといってよいかと思います。(あくまでも当店の意見として。)
ではでは。
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