人の感覚って、、、やっぱりすごい。
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“感覚の鋭さ”にはいつも驚かされます。
先日、店頭でこんな一幕が。
バドミントンのお客様なのですが、
「2本、同じラケットを買ったのだけれど、こっちが軽くってちょっと使いにくいんです」
と。
ある程度の誤差は調整したはずが、色々な要因で重量やバランスは変わるもの。
もう一回計測してみるね、とお預かりして、色々と計測。
そうするとわずか1gの差が生じていました。
スイングウェイトは同じでも重量が違うと、バランスは異なりますよね。
それを感覚でわかるとは、すごい、と思わずうなってしまいました。
また再調整が必要です。
バドミントンでは5gの差で一つの規格となりますので、1gも大きいものと思われます。
また、こんなお客様も。
(こちらはソフトテニスのお客様です。)
ある一定のラインを超えるとスイング軌道が変わるんです、と。
(この場合は緩んでしまって下限値を下回ったような感覚)
感覚でご自身がぴったり使えるガットのテンションを把握されており、それが狂うと身体が調整を加えてしまい、結果、フォームが変わってしまう、と。
またこれもすごいな、と。
硬すぎても、柔らかすぎてもだめ、なわけです。
非常に感覚が研ぎ澄まされている方だと、わずか0.5ポンドの違いであってもわかってしまいます。
上記2例は大人の方か?と問われると、実は毎日のようにプレーをされる学生さんです。
例えばご本人がいらっしゃらず、親御さんとガットの種類やテンションを相談して、張り上げをさせていただく場面もあるのですが、
ガットの種類は変えず、こんな悩みがあったから、と、、、テンションだけ調整してみようか、と変更してみると、それがほんとのわずかな差であっても、
「いや、なにか違うんですよね」
と、わかる方って、意外といらっしゃいます。
だったら本人が直接相談に来たらいいやん!・・・ともなるのですが、練習がハードだとどうしても店舗まで足を運べない場合もあるのです。
また、普段ずっとプレーを見られている方が相談に来られるのも、プレーヤーとその方との信頼関係がしっかりと出来ているのであればアリだと思っています。
少し前の記事ともつながりますが、
鈍感な方は鈍感な方でまたそれも一つの武器ですし、繊細な方は繊細な方で、大会で用具への不満がない、という状態まで落とし込める(大会時点では用具の調整がばっちり!)と、パフォーマンスを存分に発揮できる一つの心因的要因となり得ると思います。
(心理的に不安要素が減ると、本来のパフォーマンスに集中することができますよね。)
極論、二本として同じフレームはありません。
それは事実なのですが、出来る限り近いところまで落とし込んでいけるよう、日々勉強です。
色々なご相談をいただくので、良い勉強をさせていただいております。
お客様から学ぶことがどれだけ多いことか。ありがたいばかりです。
ということで、今日はこのあたりで。
ではでは。
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