なんで打った感じが違うの?
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探し始めるとキリがない?違いの理由はたくさんありますね。
先日、ガット張り替えにお越しいただいたお客さま。
「同じガットで同じテンションで張ったら、違いって出るの?」と素朴な疑問をいただきました。
「結構違いは出ますよ。」とお答えさせていただきました。
今回の疑問は、ヨネックスS張りV張りに興味はあるけど、いつもの張りの方がいいかな?そもそも違いって出るの?というスタート。
S張りV張りを試してみたい!は毎年ぐるぐるしているように思います。
2017年にスタートした張り方なので、もう5年目なのですね。
毎年ぐるぐるする話題なので毎年のように書かせていただくのですが、当店のベースの張り方はゴーセンパターンで、そこに手を加えて、独自のパターンとさせていただいています。
(超ざくっと・・・)ハイブリッド以外は1本張りになります。※硬式テニスでは2本張りを採用することが多いです。
当店の張り方とゴーセンパターンですと、そこまで大きな違いは出ませんが、それでもやや異なる部分はあります。
で、今回の話題に上がったS張りV張りは、2本張り。
縦糸は縦糸で結んで、横糸は横糸で結びます。
お手持ちのラケットを見てみて、結び目が2つあれば1本張り、4つあれば2本張り、と覚えてくださいね。
S張りは、後衛プレーヤーが好む、スイートスポット上部がしっかりとする打ち応えのある張り方で、V張りは、前衛プレーヤーが好む、スイートスポットがラケット中央に大きく広がる張り方です。
当店のパターン(もしくはゴーセンパターン)と両パターンを比較すると、S張りの方がイメージ的には近くって、V張りは割と違いが生じてきます。
V張りの方が、フレーム中央から上部が柔らかい、そんなイメージで良いかと思います。
今回ご紹介した以外にも、1本張り2本張り、それぞれにさまざまなパターンがあり、張りあがりは結構変わってきます。
例えば当店でも、今よりもうちょっと掴みが欲しい、となると張り方を変えさせていただき打感を試していただくこともありますし、弾き感が欲しいとなると、それはそれでまた調整を加えます。
大きな変化は張り上げテンションやガット、ストリングで出しますが、大枠は気に入っていてそこからの味付け(薬味で好みの味付けに調整)をしたい、は張り方で調整となると思っています。
そこにさらにストリンガーの違いが加わってきます。
いろいろなお店で張っているとなると、基準が毎回微妙に変わってきてしまいますので、おすすめはいつも同じストリンガーに張り上げてもらうということになると思います。
(張り方の正解はストリンガーの数だけあります。ストリンガーって奥深い、と仕事を続けていく中で、どんどん楽しさも増えてきました。)
「同じガットで同じテンションで張ったら、違いって出るの?」
マシン、張り方、ストリンガー、などなど
ラケットやガット、ストリング・張り上げテンションが同じでも、違いが出る要素って、たくさんあります。
テニスの面白さはそんなところにもあると思っています。
当店としても、良い張りを追求しながら前を向いて進んでいければ、と精進の日々を過ごしています。
コロナ禍(まん防)でゆっくりな日々ですので、ゆっくりご相談もぜひお待ちしています。
では。
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