なんで冬はテンションを下げるの?
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疑問を解消されると、張り替えのリズムがつかめるかも。
ガット張り替えの中学生のお客様。
冬はテンションを下げられてもいいかも、とお伝えすると、「なぜ?」と。
疑問を疑問のままにせず、しっかりと解決されるのはとても大切なことだと思います。
なぜテンションを下げるのか、ですが、理由としては様々な要因が複合的に絡み合っていると思いますので、ちょっと書いてみますと・・・
まずはボールの違いが大きいと思います。
冬はゴムが硬化して、ボール自体の反発力が夏に比べて落ちてしまいます。
練習前にちゃんと空気を入れたのに、入れる前みたいな飛び方やん…!
こればかりは仕方ありません。
これだけ寒かったら筋肉も硬直すると思いますが、同じようなイメージですよね。
さらに、”空気”ですが、冬は空気が収縮されるので、しっかりと空気を入れても、直ぐにボールはぺこぺこに。
あれ?もっと飛んでいたはず。こんなハズでは・・・というケースが思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
同じラケットスポーツですと、卓球においては、冬のボールの飛びを解消するために、こんなアイテムがあります。
ゴム”を”打つテニス・ゴム”で”打つ卓球。
どちらも冬時期の悩みは大きいです。
ガット自体も冷えるとカチコチに。
気温による性能差はない、という風に言われたりもするのですが、夏時期に張り上げたものと冬時期に張り上げたものでは、伸び方は全然違うと思います。
夏だったら、このくらい打ったら緩んできてこんなイメージの硬さになるな?
と同じように打っていても、「あれ?全然硬いままだ…」
これもあるあるです。
ラケット自体も硬くなるはずで、しなり方も変わるんじゃないかな?と予想します。
(そもそも身体が動きにくくなっているので、同じ基準では検証が出来ませんが…)
身体自体が動きにくくなっているのに加え、全てのアイテムが身体と同じように影響を受けます。
イメージしていた打球が出ないことで、フォームが崩れ、知らず知らずのうちに身体を壊してしまった。
冬によくある現象です。
飛ばない(=飛距離が出にくい)4重(ボール・ガット・ラケット・身体)苦を少しでも解消する術として、ガットのテンションを下げる、が一つの解決策としてよく取り入れられています。
テンションを下げて柔らかくする
ではなく、
テンションを下げて暖かかった時期に少しでも近づける
というイメージになると思います。
テンションを下げると、ボールの角度が上がりやすく、遠くにボールを運びやすくなります。
ボールがショートする→より力強く打つ→力みに変わってさらにボールが短く・・・
この悪循環に陥っている場合、思い切ってガットの張り替えを。
また、物性的に柔らかいものを選択することもアリです。
種類を変えられる場合は是非ご相談下さい。
文章にすると、どうしても少しかたっくるしくなります。
店頭でしたらもっと砕けてお話が出来ますので、お気軽に。
では。
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