寒すぎて?いろいろなお悩みが出てきていますね。
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昨年にはなかったお悩みも多いようです。
先月から書かせていただいております通り、この冬はコロナ以前か、それ以上に?
ガットの張り替えのご依頼が多く、ありがたいばかりです。
いろいろなガット・ストリングを試したい、という形での張り替えや、そろそろ飛ばなくなってきたから、という定期的なメンテナンスに加えて、この冬のケースはかなりバラエティに富んでいます。
(というか、コロナ以前はそうだったっけな?と2年前の記憶を辿る日々です。)
ポリエステルの角切れや、バドミントンのストリングがいつもよりも早く切れた、ソフトテニスではボールが思ったように飛ばない、
このあたりは例年通り(それでも角切れは少し多いかもしれませんね。普段カド切れしない学生さんが切って持ってこられたりしています。寒さがかなりひどいですもんね・・・)なのですが、ソフトテニスのお客さまからはこんなケースも届きました。
「ここ最近、ボールが抜ける気がする。」
なるほど・・・と少し考えてみたのですが、テンションもガットもいつも通り、冬本番まではかなり調子良くお使いいただいていました。
では原因はなにかな?とちょっと考えながら、手元でガムゾーンを張っていました。
ガムゾーンは、表面にガムコーティング(ゴム系のコーティングですね)を施しているため、ボールを一度ガット面でピタッと止めてそこから弾き出してくれる、コントロールのしやすいガットです。
(止めて弾き出して、は当店で試打をした際のイメージです。イメージを表現として書かせていただいています。)
夏とか秋に張る際には、結構ベタベタするので少し張りにくいのですが、ここ最近張っていると、コーティングの性質上(静電気もある?)ほこりがついてくることが多く、ベタベタの具合が落ちる印象を持っています。
また、ほこりがなくても表面が乾いているような感覚ももちます。ミクロパワーはそうではないのですが・・・
※お渡しする前にはできるだけ綺麗にしてからお渡ししています。
このガムコーティングに限らず、ガットの状態は、季節でどうしても変わってくると思います。
それに加えて、ボールも硬くなりやすく、気候的にも乾燥しているので、この辺りが複合的に絡み合って、うまくボールがラケットに乗らずに(暴れて?)抜けてしまっているのかな?と予想しました。
ガットとボールとの摩擦抵抗が減っているのかな?と。
上記はあくまでも仮説ですし、今のエピソードは特にソフトテニスに関すること。競技毎に季節ごとのお悩みは微妙に変わってきます。
人それぞれ打ち方も違うと思いますので、季節に関わらず、ガットの種類やテンションを変えなくても全然プレーに影響が出ない方もいらっしゃれば、
このような厳しいシーズンは、少し喰いつきが上がるセッティングにした方がよくなる方もいらっしゃるでしょう。
その中で、ガットの種類を変えるという選択肢もあると思います。
正解は人それぞれですので、方向性を決めて、いくつかトライしていただきながら、感覚を教えていただき、一緒に答え探しをさせていただくお手伝いをできればと考えています。
あくまでも上記は一例なのですが、この冬シーズンは、多種多様なお悩みをいただいており、こちらとしても一つ一つ勉強になっています。
せっかくなので、色々と悩みながら、悩みも楽しみながら用具選びをできればうれしいな、と思います。
まだまだ寒い日が続きますが、楽しんでいきましょうね!
では。
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