基準作りのためにも、定期的な張り替えをおススメ致します。
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1年経っていると、原因特定が難しいと思います。
ガット張替のご相談にお越しいただいたお客様。
現在お使いのラケットを見せていただいた上で、
「これよりも○○のようにしたい」
とご要望をいただいたのですが、状態を拝見していると、かなり長い期間張られていたような雰囲気があります。
「前回の張り替えはいつ頃でしたか?」
とお聞きしてみると、たぶん1年以上前かな、とのお答え。
1年振りの張り替えにお選びいただいたことは非常にありがたいのですが、前回の張り替えから期間が大幅に空いてしまうと、どうすれば状態が良くなるのか、原因を究明するのが非常に難しくなってしまいます。
コントロールが定まらない
ボールスピードが欲しい
回転がしっかりとかかる方が良い
反発性が欲しい
のようなお悩みですと、ストリングの種類やテンションを変えず、ただ張り替えるだけでも不満解消されるケースも数多くあります。
ということで…
ストリング面を拝見した上で、状態が非常に悪そう…と判断した場合、まずは基準作りのために、(廃番でなければ)同じストリングを同じテンションで張ってみることをおすすめしています。
その上で、次は半年後にご来店いただければ、もう少し情報が整理され、より細かなご相談をいただけるのではないかと思います。
また、張りたてから張り替えにお越しいただいた日(時期)までの期間で、試していただいた組み合わせで良かったと感じる期間はあったのか、そもそもの組み合わせがあってなさそうだったのか、を判断いただければ、なお良いと考えています。
社会人の方に限らず、学生さんであっても、ストリングは切れるまで使えるものと思われている方も多いのですが、輪ゴムも時間が経つと、切れずとも、弾力性が徐々に低下していくのは経験的にご存知かと思います。
ストリングも同じイメージです。
しっかりとテンション(張力)をかけて張り上げているので、張り上げた瞬間から緩みは生じていきます。
さらに、使用する上で、面内の圧力が均一ではなくなっていき、徐々に面内のばらつきが大きくなっていきます。
使えなくはないけれど、ちょっと使いたくないなぁ…という状態です。
その状態で長くプレーしてしまうと、もともとは良かったのか、もともとから良くなかったのか、の判断が非常に難しくなってしまいます。
今時分に張り替えをしていただいたのであれば、どれだけ遅くとも、秋口に再度張り替えにお越しいただければうれしく思います。
ということで、久しぶりの張り替えについてでした。
それでは。
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