SLサイズって、必要?不要?
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本数自体は確かにかなり少なくなっています。
ガットを張っていて、お客様とこんな話になりました。
「SLサイズって、売れますか?」
うーん、確かに、本数自体はかなり少なくなりました。
ラケット廃番時、残るのは決まってSLサイズです。
ミズノさんは既製品の展開をXとUのみにしましたし、ヨネックスさんの売れ行きについても、特にここ2,3年は、ほとんどULサイズに集約されています。
当店でも追加フォローをすることはほとんどなくなりましたが、それでも、ゼロはなぁ、、、と、ファーストロットは必ず1,2本は入れるようにしています。
SLサイズが全く使われていないのか、となると、そんなこともなくって、カスタムフィットのお客様で245g以上をご指定の方は一定数、必ずいらっしゃいます。
(245gと250gは結構多いんですよ。)
特に、ボルトレイジ8シリーズからは、カスタムフィットの対応域が急に狭くなり、
「重いのって、もう作れないの?」
と、数件お問合せをいただきました。
いざ選択肢から外れると、ちょっと寂しいですよね。
初心者向けモデルが年々軽くなることで、エアライド→UXL→UL(ここで中学卒業)となって、そのまま高校でもULサイズを使う。
これが今の学生さんの一般的な流れになると思います。
ラケットの軽量化がここまで進むと、きっかけがないと、SLサイズ以上へ持ち替えることはなかなかありません。
重めのラケットの本数が少なくなっていくのは、時代の流れ的には仕方のないことなのかな、と思います。
重いことで疲れやすかったり振り遅れが生じたりすることがある反面、重いことによって、ボールが重くなったり、押し負けにくくなったり、とメリットもあると思います。
(ボールを飛ばしてくれるパワー感は、同一バランスですと、重いフレームの方が大きいんじゃないかなと思います。)
また前衛向けフレームの場合、先軽感を出すためには重量をある程度上げる必要があって、SLサイズからバランスポイントの設計が軽くなることを(カスタムフィット愛用の方ですと特に)ご存知かと思います。
練習時間や試合数によって、重い方がメリットが大きいのか、軽い方がメリットが大きいのか。
しっかりと吟味いただいた上で、みんなが使っていなくてもSLサイズを使う。
これはアリだと思います。
本数自体はかなり少なくなっていますが、ULサイズに悩んだら、SLサイズも一度検討してみて下さいね。
では。
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