今一度、ナイロン系ストリングの勢力拡大にも期待。
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良くも悪くも、中間的性能のコアセブンも今一度。
昨日の投稿の続きみたくなるのですが、ナイロン系ストリングについて、こちら側からの発信も少ないかも?と思い、今一度書いてみようと思います。
“ナイロン系”と記載したのにはちょっとしたワケがあり、例えばミクロやV-SPARK、言い始めればガムブーストもそうですね…
のような、ポリとナイロンの合わさったものはどちらに分類すべきなのか?という話があり、フルポリ(もしくはフルポリとのハイブリッド)以外をナイロン系ストリングとして書いてみようと思います。
で、ナイロン系ストリングも、モノ系(1本芯が通っているもの)とマルチ系(全てが細い糸の集合体(1000本~2000本程度なんて言われています))に大別され、モノ系を使用するのか、マルチ系を使用するのか?
…でも、実は結構毛色が異なります。
モノ系は弾き感がしっかりとしており、打感も結構ハッキリしていますが、マルチ系は、打感が柔らかいのが特徴です。掴み感やコントロール感に優れています。
じゃあどっちが合うのか?となると、スタートが難しいので、モノマルチという第三的な選択肢が出てくるわけです。
※以下は、初めてラケットにストリングを張る場合を想定しています。※
取り扱っている店舗さんは少ないカモしれませんが、トアルソンさんのコアセブンというシリーズになります。
こちらは、模式図にもある通り、芯糸が1本ではなく、7本に分かれており、その周りに細い糸を束ねているというモノ系とマルチ系の中間的構造となっています。
(ガムブーストも非常に複雑な構造をしていますが、ガムコーティングがかなり特殊なので、今回はもう少しシンプルな構造のコアセブンを取り上げさせていただきました。)
性能的にも、マルチ寄りではあるものの、中間的な性能をしています。
で、中身(内部構造)は同じで、表面のコーティングのみで3タイプに分かれています。
これをどのように選択するのか?なのですが、こちらもバランスを考えていただくと良いと思っています。
例えばボルトレイジやアクロスピードのような弾きの良いフレームに合わせる場合は、掴みの良いコーティングの柔
逆に、ジオブレイクやD FORCEのような掴みの良いフレームに合わせる場合は、弾きの良いコーティングの剛
といった具合に。
極は?なのですが、剛に回転性能を加えたようなニュアンスになりますので、どちらかを使用していて、もうちょっと回転が欲しい!となって初めて選択肢に上がってくるかな?と思っています。
ラケットをお買求めになられる際、どうしても各ラケットの説明文にある”ベストマッチストリング”をまずは見てしまうのですが、基準が曖昧だなぁ…というのが個人的な想いとしてあります。
(何も基準が無いよりは良いのですが、カタログでは長々と説明は出来ませんし、メーカーさんも難しいことと思います。)
このラケットがどのような人に合いそうか?までしっかりとカタログを熟読していただくと、実はこれもわかるようにはなっているのですが、メーカーの垣根を超えて、まずはモノマルチ!
選択肢の一つとして是非。
それでは。
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