昨日の続きで、グリップの話ですが。
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へたったらどうしようもないので…
昨日の話題の続きになりますが、複数本持ちのリプレイスメントグリップについて。
例えば、同一ラケットを半年の期間を空けて追加した場合、もともとお使いのラケットのリプレイスメントグリップって、すでにへたり切っている状態となります。
そこに、新品のラケットが追加されると、グリップサイズは同じ”はず”なのに、全く握り心地の違う2本が出来てしまいます。
「これって、グリップサイズホントに同じですか・・・?」
ラケットをお買い上げの翌日、ご相談に来られることもしばしば。
シャフト部分の印字を改めて確認をしていただき、同じことをお伝えし、ここではじめて、リプレイスメントグリップの大切さに気が付くわけです。
言葉でお伝えしていても、なかなか実感はないと思いますが、一回体感することで一気に実感がわくと思います。
人の感覚って面白いのですが、毎日使っていて徐々にへたっていくと、はじめは同じ太さ(経験している太さ)だったのに、最新の状態に完全に持って行かれてしまうんですよね。
新しい方のラケットも、じっくり使い込んでいくと、いつかは古い方のラケットのグリップになっていくのですが、それまで待てないからなんとか…というご相談、月に何件かいただきます。
基本的には、へたったグリップに似せることってできないので、正直…無理やりとなりますが、リプレイスメントグリップを一度外して絞って巻きあげるか、オーバーグリップで調整する形となると思います。
前者、リプレイスメントグリップを絞る場合、かなり力を加えて巻きあげたとしても、絞れる範囲って限度がありますので、期待したほどの効果が得られないケースも少なくありません。
→ヨネックスのラケットの場合、もともと両面テープで接着していないので、巻きなおすことで両面テープ分の重さがプラスとなってしまい、さらにその太さも微妙にプラスされてしまいます。
プラスなのかマイナスなのか、正直ちょっとよくわかりません…苦笑
また、使い込んでいくと、当初よりも細くなってしまう場合もありますので、1年とかのスパンで使い続ける前提ですと、あまりおすすめできません。
となると、後者、オーバーグリップでの調整ですが、一番簡単なのは重ねしろを薄くする方法です。
重ね方を1ミリ2ミリ変えるだけで、グリップの印象って結構変わります。
フィニッシングテープを巻き付ける前に、握り感を確認して、納得した上で仕上げていただくのがよいかと思います。
リプレイスメントグリップの種類を変えてしまうのもひとつ(ちょっと薄いものに変更)ですが、全く同じ質感のグリップってありませんので、使用感優先される場合は微妙な手法かもしれません。
販売店の立場として一番おすすめなのは、定期的にリプレイスメントグリップを新調して、クッションがある質感に慣れておくことだと思います。
その方が振動も少ないですし、快適なはずです。(振動=情報と捉える場合は、マイナスかもしれませんが。)
最近、細かい部分の情報多めですが、大会がないタイミングに用具をしっかりと揃えて来シーズンに向かっていただきたいので、今こそしっかり準備をするタイミングだと思います。
こちらも、細かなご相談は是非店頭で。
それでは。
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