確かに複雑ですね。
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種類が多すぎて、ラケットの特徴がはっきりと言えないのも、また魅力?
店頭において、オーセチック構造を搭載した新プレステージの話題になることが多くなってきました。
そんな中、ふとお客様から「HEADのラケットってちょっと多すぎてわからないよね」と。
うん、確かに。。。
販売している身としても、ちょっと多すぎると思います。
そもそもメーカーさんは、現存する6モデルをどう分類しているんだろう、と気になって、カタログを手に取りました。
まずは、プレステージ。
【完璧な精度】精度を求めるプレーヤーへ
ラインナップ中随一のコントロール性能、ということで、このキャッチコピーはすごくよくわかりやすかったです。
パワーはありませんが、ピンポイントにここだ!を狙いたい方に向けておすすめのフレームとなります。
だってパワーアシストは最小限。
どちらかというと、ここ最近は”所有欲”に訴えかけるフレームになってきつつある気がします。
次に、比較的新しめのグラビティ。
【最大のスウィートスポット】ゲームを支配したいプレーヤーへ
一般的には薄ラケとされる厚みなのですが、ティアドロップ形状を採用することで、フレーム上部の(特に)横方向のスポットを最大化。
また、初めてスパイラルファイバーを搭載され、ヘッドらしからぬ柔らかさが話題になりました。
しなってから飛ばしてくれるパワーが支持され、一定の支持を得ているように思います。
ヘッドの中のオールラウンド、といえばラジカル。
【あらゆるショットを可能に】オールラウンドなプレーヤーへ
一般的なメーカーですと、ラウンド系のラケットがよく売れる(またはそれを中心に展開する)印象なのですが、ヘッドの場合のど真ん中はややボックス寄りのラジカル。
何かに特化したわけではなく、中立を目指した一本という印象です。
飛ぶ!飛ばない!かかる!かからない!ではなく、それぞれ適度。
それがいい!そんな感じでどうでしょう。
“PEOPLE’s RACKET”現在のモールドが出るときに、そんな風にプロモーションされたのを覚えています。
お客様の中には、ストリングをいろいろと遊びたいから、ラケットの味付けを最小限に、とラジカルを使われている方もいらっしゃいます。
ラジカルと迷われる方が多いのがスピード。
【ゲームの速さを求めて】早い展開のプレーヤーへ
ラジカルよりもパワーに優れる(であろう)スピードシリーズは、うーん、どっちにしよう、とラジカルシリーズと迷われることが多い印象のあるシリーズです。
スピードシリーズは目が粗めなこともあってか、スピン性能もまずまず良し、と少し違った見方をされる方もいらっしゃいます。
ラジカルシリーズは目がセンターフォーカス気味になっており、同じ16×19であっても、面内の印象も結構違います。
弾きが良いのか?となると、こちらもボックス寄りではあるので、弾きが速すぎるというわけではないと思いますので、キャッチコピーから実際の使用感が連想しにくいかもしれないですね。
パワー+スピン、なエクストリーム。
【全身スピン】スピンで攻めたいプレーヤーへ
スピンで攻めたい!・・・エクストリームはシリーズ中でもキャッチコピーと実際の使用感が結構近い部類に入るのではないでしょうか。
ツアーの登場により、ぎゅんぎゅんスピンなMPとナチュラルスピンなTOURでよりファンが多くなってきたと思っています。
2020年モデルはそのくらい売れている気がします。
TOURはストリングパターンもややセンターフォーカス寄りになっており、単純に目が小さくなったわけではない、という部分もミソですね。
最後に、インスティンクト。
【快適なパワーを】楽にパワーを生み出したいプレーヤーへ
ヘッドのラウンド系は、ラインナップの位置付け的になぜか一番下になっています。
※カタログのコントロールパワーインデックスの表順に。
他のメーカーのラウンド系フレームよりからすると少し抑えめという、当店での試打評価が多く、飛びすぎないパワー系になると思います。
広告塔を務めていたシャラポワ選手が引退されていることもあり、今後どうなっていくのか、個人的に楽しみにしているフレームです。
と、ここまで。
うーん、書いていてもわかりません!
それぞれ、違うことはわかっていただけるかな、とは思いますが、コンセプトを合体してラインナップを減らせそうだな、とも思ってしまいました。
そのくらい細かい仕事ができる、とも言い換えできるかもしれませんが、ヨネックスとかバボラ、ダンロップくらいシンプルにしてくれた方がうれしいなぁ?と思ったりもします。
また展示会とかでそれぞれのシリーズについて詳しく聞いてみようと思います。
ということで、プレステージから始まり、ヘッドのラインナップについて書いてみました。
プレステージに初搭載されるオーセチック構造は業界にどんな影響を及ぼしていくのか。
楽しみにしています。
では。
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