感覚に、正直に。
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感覚と、”こうしたい”…はアンマッチすることもよくあります。
何度も書いたことがあるかもしれませんが、繰り返し書くことに意義がある?と思いますので、改めて。
ラケット選びのご相談にお越しのお客様。
「押し負けてしまうから、よく弾くラケットを新調したい!」
なるほどなるほど…とお話をお聞きして、今お使いのラケットを拝見すると、タイプ的には良く弾くもの。
「こちら、良く弾くタイプのラケットですね」
とお伝えさせていただき、よくよくお話をお聞きしていると、実はもう1本ラケットをお持ちで、そちらは今お使いのものと重量バランスの設計が全く同じだったのですが…
特徴的には「あまり弾かない、しなりが良いラケット」でした。
実はこっち(もう1本の方)のラケットの方がプレーはイイんです、と。
ご相談のお客様の中で求めていることと、ご自身のプレーの中でマッチしているラケットが、実は真逆だった…
これって、どの競技でも起こり得ることだと思うんです。
それで、何をお伝えしたいかと言うと…
感覚と求めていることがアンマッチすることが悪いのではなくって、例えば、上記した例ですと、押し負けないようにするために、しなりが良いラケットでは無意識にしっかりと振れていて、逆に良く弾くラケットの場合、弾くことで振れなくなっていた可能性が考えられる…と。
(プレーを拝見したわけではなく、お話の中でそのように仮定しています。お答えはその方の中にしかありませんし、検証は普段から見ていただいているコーチと一緒にされるのが良いと思います。)
私たちがお伝えできるのは、あくまでも用具が持つ設計的な特徴や、メーカーさんからお聞きしている様々な軸での評価。
もしくは、試打をした結果、このように感じた、という”限定的な”レビュー。
最終的には、要望を実現するために、”そのような特徴”を持つ用具を使われた結果、プレーがどうなったのか?
ここが大切だと思っています。
最終的には大切なのは、要望ではなく、結果(球質であったり、感覚であったり、評価方法はプレーヤーに依存しますが…)。
より良い結果のためには、ご自身の感覚に正直になっていただいた方がイイのかな?と、そういうお話でした。
連休中はゆっくりと用具相談。
例年、お盆期間中はまったりになりますが、是非お気軽にご相談下さいね。
それでは。
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