再現するのって難しい。

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手作業が入ることの難しさ。

「同じような感じで仕上げてもらえますか?」

たまに、そのようなご依頼をいただきます。

 

ストリンギングやラバー貼り、いずれも手作業が入るため、他店にて作業を施されたものを再現するのって、かなり難しいのです。

作業している姿を拝見させていただいたとしても、手作業の微妙な力加減って、見た目と実際では差が生じることも多いと思います。

 

例えば、ストリンギングですと、マシンの種類から始まり、セッティング、縦糸・横糸をそれぞれ引っ張る時間、どのようなパターンで張り上げるか、どのくらい糸に手が振れている時間があるのか、などなど…

仕上がりに影響を及ぼす箇所って、はじめから最後まで、たくさんあります。

マシンの差がどのように張り上がりに影響を及ぼすか、については、わかる部分も少なからずあるのですが、ご使用後の状態から張り上がりをイメージして再現するのは難しいなぁ…と常々思います。

 

パターンが同じだったら張り上がりも同じでしょう?と聞かれることもたまにあるのですが、パターンが同じであっても、張り上がりはやっぱり異なります。

ただ、パターンが違うよりは…パターンが同じ方が「スポットの雰囲気は似ている」かと思いますので、少しでも近づけたい場合は、パターンのご指定をいただくのが良いのかと思います。

 

ラバー貼りについては、工賃をいただかないのが業界の流れになっているのですが、どのくらい”のり”を塗るのか(薄塗り?厚塗り?)、のりの乾かす時間は?、貼り方(通常は伸ばさずに置いて優しく接着していく)は?

などで、微妙に仕上がりは異なるようです。

ここ最近は少なくなりましたが、厚塗りしてほしい!というような要望があったこともありました。

 

手作業が入ると、どうしても雰囲気は異なってきてしまいます。

ただ、もちろん色々とご相談の上で作業に入らせていただきますので、気になる点はご相談いただければと思います。

出来ること、出来ないことがございますが、長年お付き合いいただくと、ベースが出来ますので、張りのパターンやもうちょっとこうして、というご要望にお応えできるようになると思います。

 

抽象的な話でしたが、今日はこんなところで。

 

では。

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兵庫県は明石市、魚の棚近くに店舗を構えるスポーツ用品専門店 起己スポーツ(@tatsumisports)です。 本ブログでは、ソフトテニス・バドミントン・卓球・硬式テニスの各種情報の発信を中心に更新させていただきます。 基本的に毎日更新いたします。WEB SHOPとのコラボ企画も行います。是非毎日チェックをお願いいたします。
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