身体を心配して。
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なぜ用具の使用限度(目安)について口酸っぱくお伝えするのか・・・
ここ最近、こんな場面に遭遇することが多いです。
ケース①:硬式テニスガットの張替えのお客様
ナイロンからポリにトライしてみたい、と張替えのご相談に。
今張りあがっているガットはその前いつ張替えたかお聞きすると、(毎日プレーされている方ですが)半年くらい、と。
ガットは切れるまで張替えないのではなく、劣化が進んでくると、切れてなくても張替えをしていただきたい旨、お伝えをし、ポリガットの注意点も付け加えて、(ご希望だったため)ポリをお張りしました。
おそらく、ナイロンで半年ガットが切れないと、ポリに替えられるともっと切れないと思います。(角切れはありますけどね。)
(ナイロン→ポリ、ではなく、出来ればハイブリッドを挟むなど、本当はできる限り身体の負担を減らしたい。。。)
使用限度を2か月としていただき、理想的にいうと、毎月張替えをしていただけるとベストです、とお伝えをさせていただきました。
毎日たくさんボールを打っていると、ガットもどんどん緩みますし、劣化も進んできます。
伸びて硬くなったガットでボールが飛ばない中、無理をしてプレーされて身体を壊してしまわないか、が一番心配です。
ナイロンよりもポリの方が打球時の衝撃が大きいため、伸びたポリでがんがんボールを打っていると、いつしか身体を痛めてしまいます。
高校生であっても、肘が痛い・・・と不調を訴えられてからガットの張替えの大切さに気付かれる場合が多いので、口を酸っぱく、何度もお伝えをします。
ポリの方が(テンションキープ的な観点からの)耐久性は悪いですよ、と。
周りの方の勧めがありガットの種類を指定される方も多い(上記、ポリを使いたい!のように。)ので、我々ではどうすることもできないことも多いですが、
ポリユーザーの方ですと、社会人の方で週末プレーヤーの方であっても、しっかりと月に1回張替えに出していただく方もいらっしゃるのです。
表面劣化(多角形ガットの場合)、テンションの低下、はじめから変わってきたな?と感じてくると、迷わず張替えを。
そのためにロールガットがあります。学生さんはご一考ください。
ケース②:ソフトテニスガットの張替えのお客様
ガットを張り替える際に、フレームを見回してみると、擦り傷がたくさん。
おおよそプレー以外でついたであろう傷も散見されます・・・。
例えば球拾いの際にフレームを擦っていないか、自身のプレーに納得ができず、フレームに当たってしまっていないか・・・
色々と想像をしてしまいます。
ソフトテニスのフレームって、塗装の下はすぐにカーボンです。硬式ラケットみたいにバンパーはありません。
擦り傷がそのままカーボンの劣化に繋がっていってしまいます。
イライラして用具にあたってしまう気持ちって痛いほどわかります。
でも・・・
フレームが痛むと・・・ボールの飛びも悪くなります。
球質の低下は?
もしかしたらその傷が原因かもしれません。
飛ばない、と無理して身体を痛めたら?
大切に、大切に・・・
基本的に、用具の劣化について口酸っぱくお伝えするのは、お客様の身体を心配してのことです。
気持ちよくプレーできますよう、用具はしっかりとメンテナンスしてあげてくださいね。
ではでは。
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